（塩　その３）

○　「もちっとワンタン麺　塩味」（明星）

　ほとんどのワンタン麺のワンタンは肉入りなのですが、このワンタン麺は「海老ワンタン」となっています。

　この海老ワンタンがはたしてスープや麺にどのような効果を及ぼすのか。ちょっと期待してお湯を入れました。

　お湯を入れて３分。まずはスープを一口。もの凄くあっさりとした塩味。

　あまりにもあっさりとしているので、麺自体の味がよく解ります。

　もちもちとした細麺なのですが、スープの味に影響されることなくそのものの味が解ります。こういうのも良いかもしれません。

　具は海老ワンタン、コーン、キャベツ、ニンジンの４種類。ウリの海老ワンタンは生地はモチモチ、具の海老も味わいがとても良いですね。

　ここまであっさりと美味しいカップ麺にはなかなか巡り会えません。濃厚、コクが流行している中、かなりお薦めの一品です。

○　「塩」（セブンホールディング・明星）

　イトーヨーカドーとセブンイレブンの開発商品かと思ったら、作ったのは明星。

　プロが作ったのか・・・・・そう思うとやけに本格的に見えてきました。はたして中味はどうなのか！？

　お湯を入れて４分。液体スープと後乗せかやくを混ぜると鶏ガラと鰹が混ざった良い香りがしてきました。

　スープを一口。香り通りの味。というかやや鰹出汁が強いですね。塩加減は丁度良く出汁と見事にあっています。

　具は鶏肉、ゴマ、長ネギの３種類。鶏肉は少し焦げた味がしてなんとも味わい深いです。そして長ネギの細さ加減がお上品ですね。

　麺は細めなのですがモチモチした食感があります。スープともよく絡んでとても美味しいですね。

　見た目は人気商品とは一線を画したような感じですが、中味はかなり本格派。カップ麺好きは必ず押さえておくべき一品です。

○　「磯らーめん」（大黒）

　シーフードではなく和風の「磯」で勝負。そんなことを感じましたがはたして味に違いはあるのか。

　そんなことを考えながらお湯を入れました。３分後に蓋を開けます。あまり強い香りはしてきません。かなりあっさりタイプなのかもしれません。

　スープを一口。だしの味が解らないくらいにあっさりとしています。もう少しインパクトが欲しいですね。

　具はのり天、イカ、ワカメ、長ネギの４種類。特にのり天は味わいがあって良いかもしれません。磯らしさが出ていますね。

　そして麺がかなり特徴的。最初、うどんかと思いましたもの。かなり、平型で柔らかめの麺です。

　普通のラーメンスープには合わないかもしれませんが、このくらいあっさりとしたスープの方が合うかもしれませんね。

　ラーメンなのかうどんなのか。いまいちよく解りません。ただ、あっさりとしたものがお好みという方にはお薦めの一品です。

○　「シーフードヌードル」（セブンホールディング）

　一見、図工の教材セットかと思わせる風貌。でも、これを作ったのはあのサンヨー食品なのですよね。

　プロが作ったのですからきっと味はたしかです。ハサミとボンドを用意することなく箸を用意して待ちました。

　お湯を入れて３分。魚介類の香りがしてきました。食欲をそそりますね。

　スープを一口。魚介類と野菜のエキスがたくさん混ざっている。そんなことを感じるコクのあるスープですね。ホント、美味しいです。

　具はカニかま、イカ、タマゴ、キャベツ、長ネギの５種類。特にカニかまとイカはスープと合わせていただくと口の中はシーフードで一杯になります。

　麺はスナック麺タイプでやや柔らかいですね。でも、このカップの形状にはこのタイプがピッタリかもしれません。

　本家シーフードヌードルに勝るとも劣らない。そんな味わいのある一品。さすがプロといった感じです。

○　「キャベツタンメン」（大黒）

　シャキシャキとした食感がたまらない。そんなキャベツをふんだんに使っているはずのタンメンが登場しました。

　蓋のデザインも明るくてとても良いですね。キャベツで元気！　最近、疲れ気味なので疲労回復を期待してお湯を入れました。

　３分後に蓋を取ってスープを一口。やけにあっさりとしていますね。

　キャベツの出汁がなんとなく効いているといった感じ。キャベツの出汁が解らなくなるくらいの工夫があってもいいのかなと感じました。

　具はキャベツ、コーン、ニンジン、ゴマの４種類。ウリのキャベツは量もたくさん入っていて甘くて美味しいですね。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。可もなく不可もなく、まあこんなものでしょう。

　お腹は空いたがあっさりとしたものが食べたい。そして最近野菜が不足している。そんな方にお薦めの一品です。

○　「香り技　豚ガラ炊き　塩ラーメン」（サンヨー食品）

　ガラの香りと風味をオイルに炊き出した「特製シーズニングオイル」と、炊き出し中に飛散してしまう香りを再現した「香り戻し製法」を使用。

　何のことかよく解りませんが、要は良い香りをプレゼントしてくれる。そう理解しました。

　くれるものは拒まない主義。プレゼントをしっかりと受け取るためにお湯を入れましたよ。

　４分後、粉スープと液体スープを入れるとラードの香りが漂ってきました。本当に豚一色といった香りです。

　まずはスープを一口。香り同様に豚のエキスが効いていますね。脂と塩加減も丁度良いといった感じ。結構、美味しいですね。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。チャーシューとメンマはなかなかの味わいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。そして、若干細めですね。細い感じがスープとピッタリ合っている。そんな感じがします。

　味わいのある豚ガラスープと口当たりの良いノンフライ麺。何を買うのか迷った時に買っておけば間違いない。そんな一品です。

○　「シーフードヌードル　ＢＩＧ」（日清）

　トリビアの泉でプロの料理人が一番美味しいとして選んだ一品。

　そして、もっともっとたくさん食べたいよ。そんな腹ぺこのリクエストに応えてくれたのがこの一品です。

　お湯を入れて３分。まずはスープをいただきます。うん！おいしい！シーフードのエキスと野菜のエキス。

　いろんなエキスがぎっしりと詰まったスープはメチャうまです。よくこの味を実現したなと感心するばかりです。

　具はカニかま、イカ、キャベツ、タマゴ、長ネギの５種類。いつも思うのですがタコのように見えるのはイカなのですよね。それにしても良い味しています。

　麺は定番のスナック麺タイプ。このカップ麺にノンフライや生タイプは似合いません。ずっとこの麺で押し通して欲しいものですね。

　何度食べても飽きない美味しさ。それを腹一杯になるほど楽しめるのですから。ホント、大した一品です。

○　「海鮮　塩バター味　ラーメン」（エースコック）

　海鮮具材に合うラーメンと言えば塩ラーメン。それにバターまで乗っけちゃいました。

　塩ラーメンにはバターもピッタリ合うのですよね。両方とも塩ラーメンにピッタリ合うということで美味しいのは間違いない。そう信じてお湯を入れました。

　４分後に蓋を開けると海の香りがしてきました。そこにバターブロックを投入。バターの香りも加わって食欲が増してきましたよ。

　まずはスープを一口。磯の出汁が効いてあっさりとした塩味のスープ。それにバターの風味が加わっています。ホント、絶妙な味わいです。

　具はホタテ風カマボコ、カニかま、イカ、エビ、キャベツ、コーン、長ネギの７種類。なんとも豪華なラインナップ。それぞれに味わいもありますよ。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。どちらかというと生麺に近い味わい。なかなか美味しいと感じましたね。

　スープの美味しさと具のバラエティさが素晴らしいですね。素直に食べてて美味しいなと思う。そんな一品です。

○　「でかまる　コーン塩バター味」（マルちゃん）

　腹ぺこの強い味方である「でかまる」。そのコーン塩バター味です。

　バター味風味はスープに含まれているものではなく、後入れキューブが演出してくれるというもの。どれだけ風味がでるのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分。バターキューブを入れる前からバターの風味がしてきました。どうやらキューブは飾りのようです。

　まずはスープを一口。鶏ガラの他にホタテのエキスが染みこんだスープ。塩加減も丁度良いしバターの風味も心地よい。美味しいスープですね。

　具はコーン、ニンジン、ゴマ、長ネギの４種類。特にコーンは量が多いし、甘みがありますね。スープと一緒にいただくと良いかもしれません。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。若干太めでちょっと柔らかめです。まあ、特筆することもなくこんなものでしょう。

　とにかく、バターの風味の良さと味わいのあるスープが魅力の一品。量も満足するし、お腹が空いた時にお薦めです。

○　「広東白湯麺　五目野菜の塩味スープ」（加ト吉）

　ラーメンというより中華の麺料理といった雰囲気。中味が全く解らない分、期待感が増大します。

　とにかく、食べてみないと何も語れません。ただ、身体に優しそうですね。蓋にそう書いてありますので。

　お湯を入れて４分。粉スープと調味油を入れるとゴマ油の良い香りがしてきました。食欲をそそりますね。

　スープを一口。とろみのある塩味スープ。鶏ガラが効いているのかな？あまり目立ったものはありません。結構、あっさりしていますね。

　具はチンゲンサイ、キャベツ、コーン、赤ピーマン、ゴマ、長ネギの６種類。彩りが鮮やかですし、栄養のバランスも満点ですね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。柔らかめなのですが、その柔らかさがとろみのあるスープとピッタリですね。

　味も食感もまろやかといった言葉がピッタリの一品。刺激系が苦手な人にお勧めですね。

（塩 その３）

（塩　その３）